ニューノーマル時代ににアートで人をむすぶプロジェクト

レポート

2021.09

みんなの“鑑賞” 2

みんなの“鑑賞”2 ――しが盲ろう者友の会の人たちと考える 
第1回検討会議

7月1日(木) 第1回検討会議

顔合わせともなる1回目の検討会議。盲ろうのプロジェクトメンバーは、1人お休みで、岡田昌也さんと北川雅貴さんのお2人の参加となりました。

スタッフから、
「美術鑑賞は、目で“見る”ことには限られません。今回、お2人にご協力いただきたいのは、絵や陶芸などの美術作品を鑑賞する方法を、盲ろう者の方々と一緒に考えるというものです」
と、今回のプロジェクトの趣旨を説明しました。

こうした説明を含め、岡田さん、北川さんとのすべての会話は、通訳介助者の触手話を介して、伝えられています。
その後、その場にいるメンバー同士が自己紹介をし、早速、目と耳を介さない鑑賞を試してみます。

今回試した方法は、「見えない・聞こえない」人と「見える・聞こえる」人同士がペアになり、互いに作品を触った感想やイメージを、触手話による通訳を介して、話し合うというものです。

しばらく、作品を触ったあと、それぞれ自由に話します。
陶器の作品を触った北川さんから「ハリネズミみたい」という感想が飛び出したり、岡田さんは、作品をきっかけによみがえった自分自身の思い出などを話してくださったりしました。こうした話を受けて、ペアになっている人は、さらに質問を重ねます。こうして、作品を介した対話が深まっていきました。

その後は、参加者らで本日行った鑑賞の振り返りを行いました。
岡田さん、北川さんからも楽しかったとの感想があり、今回のように「触る」「対話する」というアクションを起点に盲ろう者と美術鑑賞を考えていく方針を固めました。