ニューノーマル時代ににアートで人をむすぶプロジェクト

レポート

2021.10

みんなの“鑑賞” 2

みんなの“鑑賞”2 ――しが盲ろう者友の会の人たちと考える 
第3回検討会議

8月25日(水) 第3回検討会議

プロジェクトも終盤に入りました。3回目となる検討会議には、盲ろうのプロジェクトメンバーとして岡田昌也さんが出席してくださいました。今回の目的は、展示プランの共有と展示内容の確認です。

2回目の検討会議で、盲ろうの人と見えて聞こえる人が作品を挟んで対話した記録を、鑑賞した作品とともに展覧会で紹介するためのプランとその内容です。

ただ文章で対話の内容を公開するのではなく、見てもおもしろくて、触っても楽しい方法で展示したいと考えました。そこで、プロジェクトメンバーでもあり、この展示の什器のデザインと製作を担当する安川雄基さんが、作品を中心に、放射状に3つの盤面が突き出た展示台のデザインを考えました。

盤面の上には、マインドマップのように対話者が話した言葉が散りばめられ、どのように会話が広がっていったかがわかります。そして、対話の記録自体も触って楽しめるように、言葉から連想されるモノを盤面の上に置きます。

展示台の上面図の輪郭を浮かび上がらせた資料、盤面のデザインを紙に実物大で出力したものや触れるモノのサンプルを使って、展示内容を岡田さんと共有し、意見を伺いました。また、岡田さんと八幡亜樹さんの対話の記録内容も確認していただきました。

岡田さんからは、盤面のデザインは触っただけでは想像しにくいという指摘がありました。盤面に書かれた文字を通訳介助者が触手話で伝えている様子からも、盲ろうの人が直接、鑑賞して楽しめる展示を作るためには、もう少し工夫が必要だと感じました。

宿題が見えたところで、第3回は終了。岡田さんの意見をもとに、最終回となる次回の検討会議に向けて、展示内容を仕上げていきます。